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吃音とは

吃音(きつおん)とは、「どもる」ことです。一般的に言われる「噛む」ことや「滑舌が悪い」こととは違い、語句を流暢に発音することの出来ない症状のことを言います。言語障害の一種、発達障害、不安障害などと様々なことが言われていますが、詳しいことは現在まで分かっていません。また、吃音を持つ人の中には社会生活を営む上で吃音自体が障壁となっている場合も少なくありません。

吃音の主な分類と症状

■連発型・・・語句を繰り返して発話すること。

 例) 「あああありがとうございます」「おおは、よようございます」

 

■伸発型・・・語句を伸ばして発話すること。

 例) 「あーりがとうございます」「おーーはようございます」

 

■無声型(難発型)・・・語句が発話しづらいこと。

 例) 「・・・ありがとうございます」「お、はよう・・ございます」

 

 

症状としては語句の初めの音を発音しづらいとされています。

また語句が発音しづらい際に、顔を歪めたり、不自然な言い回しをしたり、さらには手足を動かしてしまう(随伴運動)といった症状もあります。

他にも吃音による呼吸の乱れなどがあります。

 

現在、様々な方面から研究が続けられていますが、未だにハッキリとした原因や治療法も判明していません。

そのため、将来に不安を感じている吃音者は少なくありません。

私たちと吃音

吃音者は吃音が出るのを恐れ、意思に反した行動を行うことがあります。

 

(例)飲食店でA定食を食べたいとき

 (A定食がいいけど、言いづらい...仕方ないか)

 「すす、すみません、B定食をお願いします.....」

(例)学校などで授業中に当てられてしまったとき

 (答えはCだけど、言葉がでない...みんなに笑われたくないなぁ)

 「わ、、分かりません.....」

また中には学校や職場でいじめの対象となってしまったり、仕事に就くことが出来ない又は続けることが出来ない吃音者も多くいます。

私たちが「吃音者」であり「どもる」こと、

そのことで不当な扱いを受けることがあってはなりません。

私たちは吃音を取り巻く問題を「社会全体の問題」とし、当事者だけでなく一人一人が真剣に考えていかなければならないと感じています。

多くの方に吃音を理解して頂くこと、そのためには努力を惜しみません。

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